ゴーン被告は何をした？レバノン会見の海外の反応と逮捕の真相は？

 
レバノンに逃亡したゴーン被告が
1月8日現地で記者会見を行いました。

ところでゴーン被告は何をしたのでしょうか？
その罪の内容をわかりやすく！

会見の海外の反応や事件の真相に
ついてもまとめてみました。
 
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ゴーン被告は何をした？

ゴーン被告はこれまでに4回逮捕されています。

ゴーン被告は何をした？ ｰ 2018年11⽉19⽇の逮捕【1度目】

「有価証券報告書の虚偽記載」
（ゆうかしょうけんほうこくしょのきょぎきさい）
 
 
株式を上場している会社が
年度ごとに作成する報告書にウソを書いた

というものです。
 
 
ではそのウソが何かと言うと

2011年〜2015年の4年間にわたり

カルロス・ゴーンの役員報酬が、

実際もらった額：約80億円
報告書に書いた額：約40億円
 
 
それがどうなるかと言うと、
80億円もらったら、80億円分の税金を払わなくてはいけません。

でもそれが、40億円だったら、税金の対象の金額は半分ですよね。
 
 
つまり税金逃れをしたということです。

ゴーン被告は何をした？ ｰ 2018年12⽉10⽇の逮捕【2度目】

同じく

「有価証券報告書の虚偽記載」
（ゆうかしょうけんほうこくしょのきょぎきさい）

今度は、2016年〜2018年の有価証券報告書
 
 
一度目と同じ内容で、2016年～2018年も見つかりました。

実際もらった額：約70億円
報告書に書いた額：約30億円
 
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ゴーン被告は何をした？ ｰ 2019年12⽉21⽇の逮捕【3度目】

「会社法違反（特別背任）の容疑」
（かいしゃほういはん（とくべつはいにん））
 
 
特別背任（とくべつはいにん）というのは、

会社の幹部など、重要な役割をしている人が、
自分や誰かの利益のために、

会社に不利益なことをすることです。
 
 
ゴーン被告の特別背任の内容は以下

個人の取引の損失

ゴーン被告は金融取引で、リーマンショック時に17億円の損が出た。
その損失を、自分ではなく日産に付け替えていた。
 
 
さらに、その後、取引の権利を自分に戻す時には、

サウジアラビアの富豪、ハリド・ジュファリ氏に協力してもらい
そのお礼として、日産の子会社から約16億円を払った。

ゴーン被告は何をした？ ｰ 2019年4⽉4⽇の逮捕【4度目】

「会社法違反（特別背任）の容疑」
（かいしゃほういはん（とくべつはいにん））

再び、特別背任（とくべつはいにん）です。
 
 

オマーンルート

日産の子会社から
知人が経営している、オマーンの販売代理店に約11億円を払わせた。

そのうち、約6億円を、自分が持っている投資会社に送金させた。

ゴーン被告は何をした？レバノン会見での逮捕の真相は？

ゴーン被告は会見で

「⽇産と検察との共謀（きょうぼう）が
⾄る所にあった」と述べました。

逮捕は「仕組まれた」ものだったという。
 
 
ゴーン被告が、その陰謀（いんぼう）に
加わった人として名前を挙げたのは

川口均（前副社長）、
今津英敏（元監査役）、豊田正和（社外取締役）
西川廣人（前社長）、ハリ・ナダ（専務執行役員）
大沼敏明（元秘書室長）

川⼝、今津、豊⽥が主な⼈物だったという。
 
 
⽇本政府側の名前も上げることができるが、

レバノン政府と日本政府の関係を考え、
名前をあげることは避けることにする。

とのこと
 
 
また会見では様々な会社の書類を、
スクリーンに映し出し、

不正ではないこと、
複数の人間が承認し、サインしていること
などを説明しました。
 

ゴーン被告は何をした？レバノン会見の海外の反応

会⾒はゴーン被告側が、メディアを選別して開かれました。

日本から出席していたのは「テレ朝」と
なぜか「小学館」のみ。
 
 
ドバイ経済紙記者

(多くの⽇本メディアが排除されたのは)フェアではない。
同じジャーナリストとしてそう思う
 
 
スイス新聞紙記者

(⽇本を脱出した⽅法を語らなかったことに)失望した。
それを聞くためにここに来たのだから
 

 
フランスの経済紙「レゼコー」

⼿負いのトラがおりから出てくるように初めて⼈前に姿を現し、
逮捕以来、たまっていた怒りを2時間半にわたってぶちまけた
 
 

イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」

パフォーマンスはパワフルで情熱的で、⽀持者には、
かつて⽇産を救ったころのことを思い起こさせたであろうが、

逃亡によって変わった⽇本のムードを覆すものではなかった
 
 
アメリカCNBC

ゴーン被告が書類を⽰しながら説明したことは、
世論を味⽅に付けるためには⾮常に効果的な戦略だった
 
 
ニューヨーク・タイムズ

⽂字が⼩さく、何が書いているのか読めなかった
 
 
また、カルロス・ゴーンの突然の国外逃亡により
⽇本の「⼈質正義」システムと⾔われているものに

再びスポットライトが向けられているとの見方も…

「⼈質正義」システム：長く勾留し、自白を促す。

ゴーン被告は何をした？レバノン会見の海外の反応と逮捕の真相は？ まとめ

ゴーン被告は、実際ワナにハメられたのでしょうか？

だとしたら、日産や政府側はどういう理由で
ゴーン被告を排除しようとしたのか？

今後についても、気になります。

では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！
 
 
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