農水省事務次官の人格や自害した娘！妻はうつ病！家族と息子の障害

自分の息子の命を奪ってしまった、
元農水省事務次官。

実は息子だけでなく、娘もいました。
そしてその娘は、数年前に自害したということです。

息子の障害と、
それと戦ってきた、家族のこれまでをまとめてみました。
 
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元農水省事務次官の人格

東京大学法学部を卒業後、農林省に入省
 
 

仕事で知り合った人たちの話からは、熊沢容疑者の、
人格者としての厚い人望が見えてきた。
 
 
政治の力を頼ろうとしない「穏やかな人」

「本当に穏やかな人です。
霞が関で事務次官になるような人は、我が強く、
権謀術数に長けた人が多い。

ですが、英昭氏は政治の力を頼って出世しようなんていう
欲が全くない方でしたね」
 
 
「実力がない官僚は政治の力を使って上にのしあがるしかないが、

英昭氏はそんなことをする必要はなかった。

人望も厚く、同時期に入省した他の職員と比べて、
器の大きさが飛びぬけていたのです。

官僚の鑑みたいな人だと思いますよ」
 
 
「自分の身を守るために、政治家に媚（こび）を売ることは一切しない」

農水省事務次官の自害した娘

元農水省事務次官には、今回の事件で亡くなった息子だけでなく、
娘もいました。
 
 
熊沢被告の妻によれば

「兄(英一郎さん)の関係(原因)で、縁談があっても全部消えた。
(娘は)それで絶望して自害しました」

数年前のことだそうです。
 
 
息子の英一郎さんのTwitterに
「妹は優秀」という書き込みがありました。

でも、それは、いい意味ではなく、
優秀な妹をよく思っていないような印象を与えるものでした。
 
 
エリート官僚のお父さん、そして本人も優秀、となれば、
結婚相手の候補も、エリートだったはず。

ただし、エリート家庭は、何か問題がある家庭の女性との結婚は
嫌がる傾向が強いと思います。
 
 
妹さんの結婚話は「（家族に）変なやつがいる」ということで、
ことごとく、つぶれてしまったのだそうです。
 
 
お兄さんがいる限り、結婚することも、家庭をもつことも
出来ない、と思ったのでしょう。
 

農水省事務次官の妻はうつ病！

娘さんを亡くした上、奥さんもうつ病を患っていたそうです。

しかも、妻も昨年12月に自害を試みたが、
未遂に終わったとのこと。
 
 
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農水省事務次官の息子の障害

農水省事務次官の息子の経歴

昭和50年誕生

中高一貫進学校へ入学。
が、そこでいじめを受ける。

そのストレスからか、
中学２年の時から家庭内暴力が始まる。

その後、複数の大学やアニメーションの専門学校に通う。
 
 
大学時代から、息子はアパートで一人暮らしをしていた。
生活費は親が毎月17万を渡していた。

そのお金を渡すときも、父は息子のアパートに訪ねて行っていた。

また、ゴミの問題で、近所から苦情などもよく来ていたようなので、
一緒にゴミの片付けなども行なっていた。
 
 

平成13年、大学を卒業

就職氷河期で、就職先が見つからない。
 
 
平成18年、被告の義理の兄が勤める病院に就職する。
 
 
だが、勤務状況は悪く、ブログで上司の悪口を書いたりしていた。

熊沢被告は、迷惑をかけると心を痛め、
息子を退職させることにした。
 
 
ところが、その病院の医師から連絡がくる。

英一郎さんが
『明日、社会的事件を起こす。上司を包丁で刺す』と言っていると。
 
 
熊沢被告は息子のアパートに駆けつけ、必死で説得をする。

農水省事務次官の息子の家庭内暴力

大学生の頃から一人暮らしをしていたが、
事件の一週間ほど前に自宅に戻り家族と一緒に暮らし始めていた。
 
 
熊沢被告の妻は、息子の暴力に関し

「肋骨(ろっこつ)にヒビが入ったり、
顔に青あざ、鉛筆の芯を思い切り手に突き刺したりもありました」と述べている。

また熊沢被告自身も逮捕された時に、体中にあざがあったという。
 
 
熊沢英昭被告は言う。

「『ごみを捨てろと言いやがって』と言って襲われました。
髪をつかまれてサイドテーブルのところまで引きずられました。

必死に逃げました。でも玄関まで追いかけられて、
ドアやコンクリートにたたきつけられました」
 
 
夫妻は１階にいる長男を避け、
食パンとスナック菓子を持って２階で過ごしたという。

農水省事務次官の息子の障害

息子は平成27年（2015）に発達障害と診断され、
たびたび病院を受診している。
 
 

英一郎さんは、 Twitterを本名でやっていた。

2014年の Twitter の書き込みで、自身が
自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)だと言っている。
 
 
事件当日、英一郎さんは隣の小学校で行われていた
運動会の音に腹を立てていたという。

熊沢被告と目が合うと、すごい形相をしていたとのこと。
 
 
数日前の川崎の事件（小学生が何人も包丁で刺された事件）が頭をよぎった。
 
 
そして…

熊沢英昭被告「無意識に包丁を取りに行きました。
そのまま小走りで息子に向かいました。そのまま息子の胸あたりを刺しました」
 
 
もし、英一郎さんが自分で言っているように、
実際に自閉スペクトラム症だった場合。

症状のひとつに「聴覚過敏」というものがある。

聴覚過敏があると、
普通はそれほどうるさくないものでも、うるさく感じる。
 
 

また、家庭内暴力も、
自閉スペクトラム症で頻発する出来事だそうだ。
 
 
東京都発達障害支援センターでは、

平成16年度の１年間に相談を受理した442例のうち、
１割を越える48例に、

家族をはじめとする他者への激しい暴力、
器物破損などの問題行動がみられたそうです。

農水省事務次官の人格や自害した娘！妻はうつ病！家族と息子の障害 私の知ってる事例とまとめ

私の知人の家でも、息子が二人おり、長男が問題を持っています。
 
 
詳しく話を聞くことはできませんが、

知人が漏らした言葉では、家の壁は穴だらけだそうです。
長男が壁を殴ったりしているのでしょう。
 
 
幸いなことに、知人にはあざなどは見当たらないので、
息子に殴られてはいないのだと思います。

でも、その家庭では、夫は逃げてしまっています。
 
 
転勤先が、自宅から通うには遠く、
夫の実家からは近いため、実家から通勤しているのだそうです。

ただ、それを理由に、息子のことは妻にまかせっきりなようです。
 
 
病院に連れて行こうにも、男の子では中学生にもなると
（今はもう大人）母親よりも体も大きく、力も強いため、

母親だけの力では、どうすることもできなかったのだそうです。
 
 
私はその話を聞いて

「じゃあ、会社の中で体の大きい、力のありそうな男性を3,4人みつくろって、

息子さんを病院に連れて行こうよ！」と言ったのですが、

苦笑いで終わってしまいました…。
 
 
今思うと、その「苦笑い」は「諦め（あきらめ）」だったのかも知れません。
 
 
彼女の夫に比べ、この元事務次官は、
本当に根気よく、息子を助けようとしていたと思います。

さらに

「（息子が）かわいそうだ。かわいそうな人生を送らせてしまった」

と言って、自分や妻に暴力を振るい続けた息子のことを、まだ想っている
 
 
ただ、私の知人の例もそうですが、こういう問題って
どこにどうやって助けを求めていいのか 、

どうすれば解決できるのかが、非常に難しい気がします。
 
 
そして家族なので、毎日それが続いていく…。

この、元事務次官が、情状酌量となることを願っています。
 
 
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