いだてん金栗四三のストックホルムオリンピックの世界記録！とその後

 
 
いだてんの金栗四三（かなくり しそう）選手。

日本の「マラソンの父」と呼ばれています。

ストックホルムオリンピックの結果はどうだったのでしょう？
メダルは！？
 
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いだてん金栗四三のストックホルムオリンピックの結果

金栗四三（かなくり しそう）さんは、
日本人初のオリンピック選手として
ストックホルムオリンピックに出場しました。
 
 
レース途中、日射病で倒れ 、近くの農家に助けられ、
目を覚ました時には翌日だったそうです。
 
 
棄権となるわけですが、連絡ミスで正式に伝わらなかったため
「行方不明」扱いとなっていたそうです。

羽田で世界記録をだした「いだてん」金栗四三がなぜ？

1911年、金栗四三（かなくり しそう）は翌年に開催される
ストックホルムオリンピックに向けた
羽田のマラソンの予選会に出場し、
 
 
当時の世界記録（当時は25マイル=40.225キロ）を

27分も縮める大記録（2時間32分45秒）を出しています。
 
 
そして日本人初のオリンピック選手となりました。
 
 
それが、日射病で棄権？？？
なぜそんなことに？
 
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日射病で棄権の原因

今とは事情が違っているんです。

考えられる原因は、6つ

● 日本はオリンピックに初参加。
スケジュール調整や選手の体調管理など、ノウハウを持っていなかった
 
 
● 日本からスウェーデンへは、船とシベリア鉄道で20日もかかり、負担が大きかった
 
 
● スウェーデンはその頃、ほぼ白夜。
慣れない日本人に睡眠管理は難しかった。
 
 

 
● マラソンの当日

来るはずだった迎えの車が来ず、
金栗四三（かなくり しそう）は競技場まで自分で走って行った
 
● 当時スウェーデンには米はなかったです。
予算の都合で充分な食料を用意できず、食事に困っていたそうです
 
 
● 北欧なのに、最高気温40℃という記録的な暑さで、
金栗四三（かなくり しそう）以外にも、途中棄権の選手が続出したそうです

いだてん金栗四三のストックホルムオリンピックの世界記録！

でも棄権したにも関わらず
金栗四三（かなくり しそう）さんは、ストックホルムオリンピックで
世界記録を持っています。
 
 
ですが、「世界最速」ではなく「世界最長」記録。

長い距離を走ったのではなくって、時間が最長！
 
 
つまり最も遅かったのです。
 
 
ではその世界最長記録の理由を！

ストックホルムオリンピック開催55周年記念

1967年 スウェーデンでは、
ストックホルムオリンピック開催55周年
を記念する式典を予定していました。
 
 
記念式典の開催に当たって、
当時の記録を調べていたオリンピック委員会が

金栗四三（かなくり しそう）さんが「競技中に失踪し行方不明」

となっていることを見つけ、

彼に式典への招待状を送ったのです。
 
 
76歳の金栗四三さんはストックホルムに赴きました。
 
 
競技場をゆっくりと走って、場内に用意されたゴールテープを切った！
 
 

 
 
「日本の金栗、ただいまゴールイン！
タイム、54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3、

これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の
全日程を終了します！」
 
 
とアナウンスが流れた。
 
 

金栗四三（かなくり しそう）さんは、ゴール後のスピーチで

「長い道のりでした。この間に孫が10人できました」
 
 

いだてん金栗四三のストックホルムオリンピックのその後

1916年ベルリンオリンピック

メダルが期待されたが、第一次世界大戦の勃発で開催中止。
出場することができなかった。

1920年アントワープオリンピック

この時、金栗四三（かなくり しそう）さんは既に29歳
16位に終わりました

1924年パリオリンピック

もう33歳です
途中棄権に終わってしまいました
 
 
日本のオリンピックへの扉を開き、
でもオリンピックのメダルは取れず
 
 
それでも、その後も生涯にわたってスポーツの振興・発展に力を注ぎました。
 
 
日本初の駅伝

「奠都( てんと)50周年記念 東海道五十三次 駅伝競走（京都～東京）」

「東京箱根間 往復 大学駅伝」今の箱根駅伝です。

の開催に尽力
 
 
師範学校教師
熊本県体育会（現熊本県体育協会）初代会長
熊本県初代教育委員長

などを努めました
 
 

いだてん金栗四三のストックホルムオリンピックの世界記録！とその後

いやぁ、ほんとにドラマティックな人生ですね！
でも、お子さんやお孫さんたちに囲まれ、
 
 
メダルは取れなかったけれども、
日本のスポーツに貢献し続け、
素晴らしい人生だったと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！！
 
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