昨年の木村拓哉さん主演のドラマ「教場」の続編が
2021年1月3日と4日に2夜連続で放送されます!
その中から、濱田岳さん演じる鳥羽の出来事を
原作からあらすじとネタバレ!
【教場2】ドラマのキャスト
風間 公親(かざま きみちか)ー 木村拓哉
警察学校教官
元神奈川県警捜査一課の刑事
常に冷静で厳しい。
刑事時代に右目を失い、義眼
鳥羽 暢照(とば のぶてる)ー 濱田岳
白バイ隊を目指している。
その為、聴力をかなり鍛えている
稲辺 隆(いなべ たかし)ー 眞栄田 郷敦
手先が器用。
鑑識を目指している。
鳥羽の親友
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳)を原作から!ラストは?
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳) - プールでの出来事
鳥羽 暢照(とかのぶてる・濱田岳)は白バイ隊員を目指している
プールでの救助訓練の授業中、
耳に意識を集中させた。
鳥羽は稲辺 隆(いなべたかし・眞栄田 郷敦)の
方を振り向き、「2.8キロ」 と言った。
稲辺がストップウォッチを見て「当たり」と応える
この2.8キロというのは、
教官が救助の実践を見せて、泳いでいるスピードだ。
白バイ隊員が、スピードの取り締まりをする際には
道路脇に隠れ 、車を見るのではなく、
タイヤの音から速さを割り出す。
そのために、子供の頃から、
音を聞いて速度を言い当てる真似をしてきたのだ。
だがこの「2.8km」という言葉が、教官の耳に届いていた。
鳥羽と稲辺は連帯責任を取らせられることになった。
稲辺はプールの底までもぐらされた。
後で鳥羽が助けに行くのだが、
教官からの質問攻撃で、
なかなか稲辺を助けに行かせてもらえない。
とうとう鳥羽は
「もうよろしければ、稲辺を助けに行かせてください」と言うが
それでも教官は質問を止めない。
ようやく「行ってこい」という許可をもらい、
プールに飛び込んだ。
一気に底を目指す。
水圧で鼓膜に激痛が走った。
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳) - 日記と自習室
鳥羽は寮の自習室で日記を書いていた。
毎晩日記を書き、ホームルームで提出するのが、
ここの決まりだ。
日記に書くことは、事実以外は許されない。
創作などを加えると、発覚すれば退校処分だ。
文字数を稼ぐのに、苦労する。
日記を書き終えて、そろそろ自分の部屋に帰ろうとした。
ふと、部屋の奥を見ると、誰かいる。
稲辺だった。
声をかけようか、と思ったが 、
まあいいか、とそのまま出て行った。
部屋に戻ると隣の部屋の石山が
「鳥羽ちゃん、さっきの聞こえた?」とやってきた。
石山は「たぶん原付と軽だよね」続ける。
外を見ると、どうやら接触事故が起きたらしい。
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳) - 稲辺と蟻(あり)
石山と適当に話をした後、
鳥羽は、クリップの空きケースを手に床にしゃがみこみ、
蟻(あり)を取り始めた。
この部屋には、外から蟻が入ってくるのだ。
入学して間もなく、同じクラスの稲辺という学生の
服に蟻がついているのを見つけた。
話しかけてみると、彼も蟻に悩まされていた。
二人で蟻の侵入を防ごうと、色々な方法を試してみた。
そのうち蟻を捕まえて、大きさを比べるようになった。
こうして二人は親友と呼べる関係になっていったのだ 。
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳) - 証言
その日、鳥羽は副担任の須賀に呼び出された。
そこにいたのは須賀だけではなかった。
稲辺が立たされていた。
おととい、金曜日の夜、
無断外出した人間がいたのだという。
フェンスの取っ手から、稲辺の指紋が見つかったという。
おとといといえば、自習室で稲辺を見かけた日だ。
須賀が「稲辺がその時間に自習室で
鳥羽を見たような気がすると言っているんだ。
お前アリバイを証言してやれるか」
鳥羽は「いいえできません。彼を見ていませんので」
と答えた。
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳) - 鳥羽と稲辺
須賀は柔道6段だ。
稲辺の顔にはアザがあり、腕には擦り傷がいくつもあった。
どういう目にあったかは明らかだ。
鳥羽の頭の中に、自分が言った
「彼を見ていませんので」という言葉がずっとこだましていた。
もう2日、稲辺と話をしていない。
校舎の裏側の方に歩いて行く稲辺を見て、
普段通りのフリをして声をかけた。
謝るわけにはいかないのだ。
稲辺は「蟻がいないかなと思ってさ。
なるべく強くて大きいやつを飼いたくなってね。」
いつもの稲辺だった。許してくれたのだ。
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳) - 鳥羽の耳
ある日、鳥羽は風間に呼び出された。
風間が「君は音で速度がわかると言うじゃないか。
しかもかなり正確に」
と言う。
「唯一、自慢できる特技です」と鳥羽が答える。
「では目をつぶれ。
今、そこの道路を通ったトラックは、時速何キロだった?」
「43キロです」
「今通ったバスは」
「27キロですね。幼稚園の送迎バスでしょうか?」
「では、今通ったバイクは」
「41, 2キロぐらいでしょうか」
「ん?そんなに速かったか?」
「いえ。36キロぐらいだったかもしれません」
「それも違うな。
なぜなら、今バイクなど通らなかったからだ。
どうやら、 君は耳をやられているようだな。
しかもそれを隠そうとしている」
その通りだ。
滲出性(しんしゅつせい)中耳炎だった。
稲辺を助けるため、
プールに潜った際に、なったのだ。
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳) - 日記の創作
だがそれを恨んで、
稲辺が須賀に追い詰められていた時、
嘘の証言をしたのではない。
昔、白バイ隊員を目指していた先輩が 、
スノーボードで軽い網膜剥離(もうまくはくり)を
やってしまった。
幸いそれはほぼ治った。
だが、先輩は白バイ隊員になることはできなかった。
あれだけ大きなバイクを、あれだけのスピードで操る。
白バイ隊員は、肉体的に完璧でなければならないのだ。
鳥羽は耳に問題が起こったことを隠すため、
日記に創作をしてしまったのだ。
あの日だ。
自習室で稲辺を見かけた日。
隣室の石山が話しかけてきた交通事故の音。
鳥羽はその音を聞いていなかった。
その音は、自分の個室にいなければ聞こえない。
だが、自習室から帰ってくる途中だった鳥羽は聞いていない。
自分の耳が聞こえているアピールをするために、
事故の音を聞いたと書いてしまったのだ。
だから、自分が自習室ではなく、
自室にいたことにしなくてはならなかったのだ。
鳥羽は風間から、明日中に稲辺に謝れ。
日記に創作を加えた件は不問にする。
と言われた。
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳) - 仕返し
稲辺が声をかけてきた。
稲辺は射撃訓練場の床の掃き掃除の当番だった。
手伝ってほしいという。
稲辺に謝るチャンスだ。
稲辺が「ちょっとこれ読んでみてくれないかな」
と鳥羽にメモ帳を渡した。
その直後、稲辺か鳥羽にイヤープロテクターを被せた。
鳥羽はプロテクターを外そうとしたが、取れない。
臭いからすると、瞬間接着剤だ。
稲辺は出ていき、外から鍵をかけた 。
やむなく鳥羽は、稲辺が渡して行ったメモ帳をめくる。
『無理に取ろうとしない方がいいよ。顔の皮膚がなくなっちゃうから。』
ったく。こんないたずらで仕返しをしてくるなんて。
次のページをめくった
『戦時中ジャングルで一人の兵士が耳に怪我をした』
嫌な予感がし始めた。
次のページ
『ある時その兵士は、耳元で爆弾の落ちたような
ものすごい音を聞いた』
次のページ
『でも本当は爆弾じゃなくて、鼓膜が破れた音だった」
『つまり兵士は鼓膜を食い破られたんだよ』
その時、耳元でカサッという音がした。
最後の頁をめくった
『耳垂れを、餌だと思い込んだ蟻(あり)にね』
ーーー蟻がいないかなと思ってさ。なるべく強くて大きいやつを飼いたくなってね。
あの時、鳥羽が稲辺と一緒に探したのは、
この蟻だったのだ。
【教場2】ドラマのあらすじネタバレ!鳥羽(濱田 岳) - その後
鳥羽を、拳銃操法の授業のために
射撃場へ行った学生が見つけた。
鳥羽はイヤープロテクターをしたまま
床を転げ回っていた。
プロテクターの内部には大きな蟻が入っていて
鳥羽の鼓膜を左右とも食い破っていた。
その直後、鳥羽の親友だった稲辺が退校していた。
鳥羽が、白バイ隊員になることはもう不可能。
だが、鳥羽は学校を辞めなかった。
警察官になることは、諦めなかったのだ。
鳥羽を支えたものーーー
あの事件のあとに書いた「退校届」だった。
「いつでも辞められるのだから」と考え
肌身離さずいつも持ち歩いていた。
そうしてみると、今までの「こだわり」は消え、
学ぶことの一つ一つが面白く感じられるようになった。
入校時、鳥羽の体重は80kg以上。体脂肪率も30%超え。
だが卒業を迎える今は、72キロ、
体脂肪率22%まで絞り込まれた。
人は変われる。
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