2020年1月に放送された木村拓哉さん主演の教場の続編が
2021年1月3日と4日に二夜連続で放送されます!
その中の、杣 利希斗(そま りきと・目黒連さん)と
伊佐木 陶子(いさき とうこ・岡崎紗絵さん)の
ストーリーを原作からあらすじネタバレ!
※ここでは原作から、ドラマで分かっている範囲を
ドラマに合わせて変更して書いています
ドラマのキャスト
風間 公親(かざま きみちか)ー 木村拓哉
警察学校教官
元神奈川県警捜査一課の刑事
常に冷静で厳しい。
刑事時代に右目を失い、義眼
田澤 愛子(たざわ あいこ)ー 松本まりか
副教官 見習い
原作の 平優羽子(たいら ゆうこ) 助教に
当たる役だと思われます。
平は刑事時代、風間が右目を失った際、
コンビを組んでいた人物。
※ここでは、原作の「平助教」を
田澤に置き換えています。
杣 利希斗(そま りきと)ー 目黒連
生徒
警察一家の生まれ
つかみどころがない生徒だが、
観察力に優れている。
伊佐木 陶子(いさき とうこ)ー 岡崎紗絵
生徒
父親と叔父が県警幹部の、サラブレッド
人当たりの良い優等生
四方田秀雄(よもだ ひでお)ー 小日向文世
学校長
原作では「久光校長」です。
※ここでは原作の久光校長部分は
四方田校長に置き換えています
【教場2】杣利希斗(目黒蓮)と伊佐木 陶子(岡崎紗絵)のネタバレ!
「警察学校は、警察官を育てる場所ではなく、
警察官にふさわしくない人間を振り落とす場所」
というのが風間のモットーだが、
今期、風間は校長の四方田から、
落第者を一人も出すなと命じられている。
退校候補者?
伊佐木 陶子(岡崎紗絵)、 杣 利希斗(そま りきと・目黒連)・・・。
全部で11名。
みな、父親か母親、兄弟などが警察官の家庭の出身。
毎年大体、3割だ。
第3教場の前で当番の杣 利希斗(そま りきと)が待っていた。
「おはようございます」
杣の顔色が冴えない。
風間が田澤に言った。
「これから言う者の名前を覚えておいてくれ。
伊佐木 陶子、 比嘉 太偉智(ひが たいち)、 そして杣 利希斗(そま りきと)」
風間は田澤の彼らに対する印象を聞く
伊佐木は、父親と叔父が県警幹部のサラブレッド。
一人娘 で、 家族の期待を背負って入校。
頭は切れるが、 どこか内気な印象……
杣(そま)は、つかみどころがない。
ごく簡単な問題に答えられないかと思うと、
時々鋭い観察力を見せる。
母親が警察のお偉方。現在大学生の妹も警察官を志望している。
田澤は鋭い「みんな何かしら長所を持っていますが、
これから退校が問題になりそうだということですね?」
女子生徒達が喫煙?
風間は生徒たちに「注意報告」というものを
提出させていた。
気がついたことがあったら、報告し、
どう是正(ぜせい)したらいいのかの案と
ともに提出するのだ。
その注意報告で
「女子生徒達が喫煙をしているらしい」
という報告があった。
校内・寮でも、喫煙は許されていない。
風間は授業で、それとなく全員に手を上げさせて見た。
女子生徒の一人を除いて、
全員が手首にニコチンパッチを貼っていた。
貼っていなかったのは伊佐木 陶子ひとり。
ニコチンパッチの理由
「今日の授業で、
片付けと点検の当番になっている者は誰だ」と風間が聞いた。
漆原と杣だった。
「変更だ。」
風間は杣を残し、兼村(かねむら)と伊佐木を指名した。
兼村は「女子生徒達が喫煙をしている」と言う
注意報告を上げてきた生徒だ。
風間は伊佐木に単刀直入に聞く。
「『はい』か『いいえ』で答えてほしい。
女子学生は寮で喫煙していたのか?」
「いいえ」
「では、なぜニコチンパッチを貼っていたのか」
「試験でいい点数を取るためです」
兼村が「試験?」と聞いた。
「ニコチンを体の中に入れると、
記憶力が良くなるという話を誰かが聞いてきて
それで ニコチンパッチを貼ってみることにしたんです。」
風間は聞いた
「伊佐木、君だけは貼らなかったのはなぜだ」
伊佐木 陶子はうつむいた。
伊佐木の成績が、最近どんどん落ちていた。
消えた男子寮の備品
兼村が提出した「注意報告」はもう一枚あった。
男子寮の物置から備品がなくなっていた。
ポリタンク、たらい、殺虫剤のスプレー、スポーツ用の携帯酸素
今週の物置の管理当番は杣だった。
だが、杣からは「注意報告」は上がっていない
記憶力テスト
風間の授業中、
突然一人の生徒が立ち上がり、別の生徒にどなりかかった。
二人は睨(にら)み合いながら、
教室の後ろの方の開いているスペースに移動していった。
一人がナイフを取り出した。
もう一人が拳銃を取り出した。
叫び声があがった。
男子学生たちは、二人を止めようと集まる
その時「そこまででいい」と風間が言った。
仕組まれた芝居だったのだ。
二人ともなかなかうまかった。
これは記憶力のテストだ。
風間はクラス全員に、 今起こったことを
できるだけ正確に書いて提出するように言った。
最も優秀なレポートを出したのが杣利希斗(そま りきと)。
ナイフの光の反射から、訓練用の小道具だと気づき、
また、拳銃を内ポケットから取り出したのに
その生徒の服が、着崩れしていなかったことにも気づいていた。
本物だったら、重さから、着崩れしていないとおかしい。
かなり冷静に観察していたのだ。
正確に記述できている者は、ほんの数人しかいなかった。
伊佐木 陶子にいたっては、ひどいものだった。
伊佐木 陶子の護身術のテスト
伊佐木 陶子がやってきた。
最近どんどんと成績が下がっていて、
集中力もないため
呼び出してあったのだ 。
「体調でも悪いのか」と聞いてみる。
伊佐木は黙り込んでしまった。
風間は彼女の前に自分の湯のみを置いた。
護身術のテストだ。
「ここにいる教職員が、全員凶悪犯だと思ってほしい 。
そんな場合、どうやって逃げる」
「手近にあるものを投げつけます」
「では、これをどう投げる」
風間が湯のみを指し示した。
爆発物
4時限目の授業はグラウンドで行った。
そこには、ポリタンク、たらい、殺虫剤のスプレー、
スポーツ用の携帯酸素が置かれている。
物置からなくなったものと同じものを、買って用意したのだ。
また、田澤にはこの授業を録画してもらうように
頼んでおいた。
風間が、それらを使ってタンクを爆発させた。
大した爆発ではないが、破片が飛び散った。
「警察官には理系の知識も必要だ。
何と何を組み合わせれば、どんな化学反応が起きるか、
よく勉強しておくように」
しばらく前に、M県警で爆発物騒ぎの不祥事があり、
警察官が退職となった。
おそらく、それを真似て退職を目論(もくろ)んでいる学生がいる。
「辞めます」と簡単には言うことができない学生が・・・。
つまり” 警察一家” の出身者だ。
田澤が撮った動画で、明らかに怪しい学生が一人いた。
風間の目には明らかだったが、田澤は気づかない。
風間は田澤に、もうちょっと調べてみるように命じた。
伊佐木陶子の護身術のテストの結果
風間は四方田校長に呼ばれた。
伊佐木陶子をどうするか、についてだ。
風間が、伊佐木陶子に行った、
湯のみを使った護身術のテストの話をした。
大勢の敵に囲まれた場合に、伊佐木が選んだ行動は、
湯のみを誰かに投げつけるのではなく、
天井に向かって、投げつけることだった。
一人ではなく、多くの敵の目を引きつける必要があるからだ。
つまり、テストは合格だ。
杣利希斗(そま りきと)の成績
教官室に戻り、窓の外を見ると、
杣(そま)がゴミ拾いをしていた。
このところ成績がどんどん落ちている。
田澤が風間に話しかける
「杣ですか。伊佐木がおかしくなったと思ったら、
今度はあの子ですね。今の成績では・・・」
成績不良の学生には、
校長が退校を命じることができるのだ。
「杣は、私が担当している以外の授業で、褒められたことはあるか」
という風間の問いに、田澤は
「あります。鑑識実習です。
杣には人が見えないものを見る力が備わっていることは確かです」
風間は杣を試すために「特別課題」を出すことにした。
風間の計画を聞いた校長の四方田は
非常に面白がって、自分も参加したいという。
男子寮の物置の備品の犯人
教官室に戻ると、
田澤が「ついに見つけました」と言った。
例の爆発事件の映像のことだ。
その学生だけが、爆発の少し前に体を前に倒していた。
大きな爆発にはならないことを知っていて、
もっとよく見ようとしたのだ。
特別課題
掲示板に「特別課題」が貼り出された。
特別課題の内容は
教官室に侵入ししようとした不審者があった。
ガラス窓に手をついたため、5指の指紋が検出された。
この指紋の持ち主を突き止めよ。
学生とは限らない。
最も早く特定に成功した学生には、成績優秀賞が授与される
「成績優秀賞」は効果抜群だった。
生徒たちは躍起(やっき)になって、あちこちの指紋を取っていた。
風間は杣(そま)の部屋に行った。
杣は「特別課題」 には興味がないらしい。
「あれは全員必須だぞ」と風間が言う。
「すみません。では、やります」
風間が「ポリタンクや、たらいを無断で持ち出したのは君か」 と聞く。
「はい」
杣は以前から過激派の破壊工作に興味を持って
あれこれ研究しているのだという 。
「不祥事を起こして退職するためです」という本心は
まだ言うつもりがないらしい。
ここで風間は杣と賭けをした。
「気をつけ」の姿勢を30分間取り続けることができるか、だ。
両足以外ははどこを動かしても構わない
できたら、今回の件は見逃す。
できなかったら、難しい仕事を引き受けてもらう
杣は25分で降参した。
田澤が
「例の特別課題ですけど、すでに回答が寄せられています」
と書類を渡してきた。
全部で5枚だ。
「指紋の主は四方田校長先生」が4枚。
正解だ。
だが、5枚目だけは別の回答だった。
” 特別講師 ” 杣(そま)
風間の授業が始まる。
「君たちは30分間『気をつけ』の姿勢を続けることができるか」
と、できると思う生徒たちに手をあげさせた。
杣以外の全員が手をあげた。
風間が続ける
「結論から言うと、
大抵の人間は30分以内に立っていられなくなる。
直立したままだと、
静脈の血液がスムーズに心臓へ戻らないからだ」
風間は「今日の地域警察には特別講師を招いている」
と壇上から降りた。
” 特別講師 ” は杣だった。
賭けに負けたら引き受ける「難しい仕事」がこれだった。
杣はまず、物置からたらいやポリタンクを
持ち出したのは自分だと告白し、皆に詫びた。
そして、自分が将来、極左テロ対策の仕事を担当したいと
考えていることを話した。
杣は教卓の上に、自分が準備してきた物を置いた。
ジュースの空き缶、紙コップ、霧吹きに入れたエタノール。
これで、ちょっとした実験を行う。
パンと音を立てて、
紙コップが天井近くまで吹き飛んだ。
エタノールの量がちょうど良かったということだ。
量によって、紙コップが飛ばなかったり、
缶の中のエタノールが燃えたりする。
風間が「他の学生にも行ってもらおう。
杣、誰か指名してくれ」と言った。
杣は伊佐木陶子指名した。
そうするように風間から言われていたのだ
伊佐木は怖がって、とうとう実験をできなかった。
特別課題の結果
校長室を訪れた風間
特別課題の解答用紙5枚を、校長の四方田の前においた
1位は伊佐木陶子だった
風間は伊佐木について
「体調不良を理由に、休学処分にしてはいかがでしょう」 と言った 。
杣(そま)の回答は5番目だった。
が、それを読んで
四方田は「この回答では・・・残してやるしかないだろう」と言った。
杣の回答は
「問題が間違っています。
5本指の指紋を、正面から一度に取ることはできません。
窓ガラスに手をついた場合、
親指だけはどうしても横向きになります」
伊佐木陶子の休学
風間は図書館に向かう。
伊佐木陶子が病院から帰ってきた。
休学のため、医者の診断書をもらってきたのだ。
図書館で本を読んでいる。
伊佐木陶子が読んでいたのは「初めての子育て」
陶子は休学し、教場を去っていった。
杣利希斗(そま りきと)の退校願い
杣が風間のところに、集まった注意報告を持ってきた。
が、渡し終わっても、立ち去ろうとしない。
杣が封筒を差し出した。
「退校願い」だ
「一身上の都合」とある
その日の放課後、杣を呼び出した。
本当の理由を聞き出すためだ
「警察官としての将来に自信が持てないからです」と言う。
風間は杣を道場に連れて行った。
道場の真ん中で、大声でもう一度、理由を言わせる。
杣はうまく言えなかった。
人間は大声で嘘を言うことは難しいのだ。
伊佐木陶子の面談
伊佐木陶子が面談にやってきた。
休学中も3週間に1度は面談に来るように伝えてある。
せっかく身につけた警察官としての感を
忘れてもらいたくなかったのだ。
風間は陶子に「辞めたかったんだな」 と
ストレートに切り出す。
風間が、陶子のことと、杣(そま)のことで、
自分が推測している内容を話す。
父親と叔父は県警の幹部、そして陶子は一人娘だった。
そしてもう一人、同じ境遇の男子学生がいた。
母親の期待に背くことができず、
入校してきた杣(そま)だ。
二人は意気投合し、惹かれ合った。
妊娠するならしてもいい。そうなれば辞める口実もできる。
そう風間に指摘され、陶子は逆にホッとしたようだ。
「本当は何の仕事をしたかった?
本が好きだから書籍に関わる仕事か」という風間の問いに
陶子は頷(うなず)き
「ですが、ここに来て初めて、
警官も悪くないと思えるようになりました。」
と言った。
杣利希斗(そま りきと)の決断
風間は杣を呼び出してあった。
- 警察学校を辞めた方がいい理由
- 警察学校を辞めない方がいい理由
を、それぞれ杣に書いてくるように言ってあった。
杣の結論は「辞める」だった。
風間はペンを持ち、
辞めない方がいい理由の欄に「家庭」と書き加えた。
「何が必要だ?彼女と家庭を築いて生活していくには」
杣が学校を辞めようとしたのは、責任感からだった。
自分のせいで陶子は休学となり、
場合によっては警察官の道を諦めるかもしれない。
陶子が妊娠していることは、つい最近知ったのだという。
警察学校では携帯の使用が制限されている。
休学になったことで、ピンと来たのかもしれない。
風間は「責任を感じる先を間違ってはいないか」
といい、漆原(うるしばら)の例を挙げる。
「彼の話は聞いているだろう。
漆原がどういう思いで警察官の道を歩んでいるか」
「はい。自分のために、事故で亡くなった先輩がいて
その人の命を背負いながら生きているのだと」
「まだ気付かないか。君も同じだということに」
ただし、杣が背負っているのは、
亡くなった者ではなく、これから生まれてくる命だ。
卒業式
今日は卒業式だ。
今期の風間教場は、休学中の伊佐木以外
全員が脱落することなく卒業を迎えた。
田澤は卒業式までに、
風間教場全員の似顔絵を書いてみんなに渡す予定だった。
刑事になるとき、似顔絵の技術は
徹底的に仕込まれるのだ。
最後の一枚を書いている。
書き終わった田澤に、
風間はその中から伊佐木と杣を抜き出してくれと頼む
そして、ふたりの平均顔を作って欲しいと言った。
二人の特徴をバランスよく捉えた顔が出来上がった。
それを見て風間が呟く
「杣と伊佐木を育てるのは、君だ」
卒業式には伊佐木陶子も 隣席していた。
そこに、四方田校長が車椅子で現れる。
プールで意識を失っているのを発見され、
入院していたが、順調に回復していた。
風間に「今期の風間教場には
他の誰よりも強く退校したいと思っているものがいた」
と言う
「いつからだね。その目が見えなくなったのは」
「右目を失ったのは刑事時代に
田澤とコンビを組んでいた時の事です」
「いや、俺が言っているのはそっちじゃない」
風間は顔の左側に風圧を感じた
四方田が風間の左の横顔めがけて
手刀をくり出してきたのだ。
風間の左目の視野は、極端にかけていた。
緑内障だった。
症状に気づいたのは、
今期の学生たちが入校してまもなくの頃だった。
この体調で充分な指導ができるのか、葛藤し続けた。
気づいていたのは、四方田だけではなかった。
「こう思わないか、風間くん。
ほとんど目が見えなくても
ここまでやれる、
そんな君の無言の教えが、
学生たちを勇気づけた。
だから脱落者がいなかったと」
そこに学生たちの 大声が聞こえた
杣巡査、伊佐木巡査、結婚おめでとう!
皆が杣を胴上げし始めた。
最後に、教え子たちが、
風間と田澤に向かって横一列に並んだ
それじゃダメだろと誰かが言った
皆が真ん中に集まり、
前の者は姿勢を低くし、
全員が一斉に敬礼した。
視野が狭まった風間に、
全員の顔が見えるようにしたのだ。
気づいていたのだ。
エピローグ
風間の左目は、
今はわずかに光を感じられる程度だ。
失っていく視力の代わりに、
聴力や他の感は、さらに鋭くなってきている
杣 瑞菜が注意報告を届けに来た
杣の妹だ。
自信なさげな様子は、兄とよく似ている。
田澤がさりげなく、瑞菜が自信を持てるよう言葉をかける。
そうした後、田澤は風間を見る。
「こんな指導でいいでしょうか」と聞きたいのだ。
風間は「上出来だ」という表情をする。
そして、もういちいち私に伺いを立てなくてもよい、と思う。
瑞菜が言った「お時間を取らせて申し訳ありませんでした。
では失礼します。田澤教官、風間助教」
【教場2】ドラマのキャストに目黒蓮!役柄は?杣りきとのネタバレ!
岡崎紗絵が妊娠? まとめ
杣 利希斗(目黒連)と伊佐木 陶子(岡崎紗絵)は
ハッピーエンドでしたが、
風間に関しては、
ちょっと切ない気分になります。
彼の最後の仕事は、生徒だけでなく
若手の教官を育て上げることなんですね。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
※2019年のスペシャルドラマ「教場」は
FODで見逃し配信が見れます。
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