WOWOW で東野圭吾さんの「ダイイング・アイ」が放送されます。
東野圭吾さんのミステリーは、とにかく面白い!
主演は三浦春馬さん、そして妖艶な魅力の瑠璃子には
高橋メアリージュンさん。
ぴったりの配役ですね!
では「ダイイング・アイ」のあらすじとネタバレを
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失われた記憶
恋人の成美
もう一つの失くした記憶
記憶をたどる
喪服の女
一年半前の交通事故
瑠璃子(るりこ)
二人目の加害者 木内春彦
謎の鍵と目撃情報
「ユニバーサルタワー」 4015号室
監禁
成美の失踪の理由
⽊内春彦と4015号室
よみがえった記憶
瑠璃子の来訪
岸田美奈絵の目
本当の復讐
結末
まとめ
東野圭吾「ダイイング・アイ」の主な登場人物
雨村慎介 / 三浦春馬
バーテンダー。
見知らぬ男に襲われ、記憶の一部を失ってしまう。
後に一年半前、交通事故を起こし、
ある女性の命をうばってしまったことを知る。
小塚洋平 / 木村祐一
西麻布署の刑事。
慎介が暴行を受けた事件を担当。
村上成美 / 松本まりか
慎介と同棲中の恋人。
銀座のクラブで働くホステス。
瑠璃子(るりこ)/ 高橋メアリージュン
謎の女。
慎介が働く店に突然やって来た妖しい雰囲気を漂わせた女性。
江島光一 / 生瀬勝久
以前、慎介が勤めていた店「シリウス」のオーナー
いくつかの店を経営している。
慎介にバーテンダーのノウハウを叩き込んだ恩人。
東野圭吾「ダイイング・アイ」のあらすじとネタバレ!瑠璃子の正体と結末
失われた記憶
「茗荷(みょうが」という店のバーテンダー
雨村慎介(三浦春馬)は
ある夜、何者かに襲われ頭に重傷を負い、
一部の記憶を失ってしまう。
犯人はすぐに見つかった。
小塚洋平(木村祐一)という刑事が訪ねてきて、
犯人は、岸中玲⼆(柿澤勇人)という人物だと言う。
職業はマネキンをつくる⼈形職⼈。
これによって、慎介は
自分が一年半前に交通事故を起こし、
ある女性の命をうばってしまい、
現在は執⾏猶予中の⾝であることを知る。
そして自分を襲った岸中玲⼆(柿澤勇人)が、
その交通事故で亡くなった女性、
岸中美菜絵(高橋メアリージュン)の夫であることを知った。
岸中玲⼆(柿澤勇人)は、慎介を襲った後、
自ら命を断っていた。
愛する妻を 奪われた復讐と考えられた。
が慎介はその事故のことを思い出せなくなっていた。
慎介は失われた事故の記憶を取り戻そうとする。
恋人の成美
慎介が退院し、自宅に戻ると
部屋の中が片付いて、家具の配置も変わっていた。
同棲している恋人、成美(松本まりか)が
気分転換に模様替えをしたとのこと。
慎介は嬉しく思う。
もう一つの失くした記憶
慎介は自分の金に関する記憶もなくしていた。
慎介はいつか⾃分の店を持つことを
⽬標にしていた。
が、自分がいくら貯金を持っているのか思い出せないのだ。
成美に通帳を見てみせてもらうと、残⾼は⼤したことはない。
これでは到底、店を持てそうにない…
⾃分はどうやって、金を工面しようと考えていたのか?
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記憶をたどる
慎介はやがて、 以前「シリウス」という店で働いていた頃、
客を車で送って行った帰りに、
事故を起こしてしまったことを思い出す。
慎介はどうしても事故のことを思い出さないと気が済まず、
岸中玲⼆の住んでいたマンションに向かった。
そこで、岸中のマネキン工房の同僚と出くわす。
岸中が、職場に残した荷物を持ってきたのだ。
慎介はその荷物を受け取り、自宅に持ち帰った。
その中には、岸中が作ったマネキンの写真が入っていた。
その一枚。
ウェディングドレスを着たマネキンの写真に
慎介と成美は息を飲む。
他のマネキンにはない、⽣の気配が漂い、
その⽬は慎介を⾒ていた。
喪服の女
慎介は仕事に復帰した。
ある雨の夜、美貌の喪服の女性(高橋メアリージュン)が店を訪れた。
見た瞬間に、慎介は「彼女に溺れる」と確信した。
が、彼⼥は⾔葉少なに飲み物を飲むと、帰ってしまった。
一週間後、再び喪服の女が現れた。
この日も大した話はできなかったが、
「また来る」という言葉に、慎介は胸が躍った。
成美の失踪
成美が帰ってこない。
職場には出勤していないとのこと。
事故や事件に巻き込まれたのか?
慎介は捜索願いを出した。
一年半前の交通事故
捜索願いを出した際、
慎介の一年半前の交通事故を担当した警官に会うことができた。
慎介は、事故のことを尋ねた。
その事故は特殊なケース
だったという。
慎介の⾞が、岸中美菜絵の⾃転⾞に追突した。
が、その時彼女は軽傷だった。
⾃転⾞から放り出され、近くの倉庫まで吹き⾶んだ。
その後、後続の車が、急ハンドルを切った慎介の⾞を
避けようと、ハンドル操作を誤る。
そして近くの倉庫に突っ込んだ。
美菜絵は「第⼆の車」と倉庫に挟まれ、亡くなった。
二人目の加害者
慎介は、以前勤めていた店「シリウス」のオーナーであり、
人生の師でもある江島(生瀬勝久)に
二人目の加害者について教えてほしいと頼んだ。
江島は嫌がりながらも、弁護⼠を通じて情報を入手。
木内春彦(淵上泰史)という男だった。
帝都建設に勤めている会社員だ。
瑠璃子(るりこ)
この頃慎介は、
自宅から成美の私物がいくつか無くなっていることから、
彼女が自分の意思で出て行ったのだと思うようになっていた。
ショックは思いのほか少なかった。
あの喪服の女に、心を奪われているからだろう。
ある⽇、喪服の⼥が再び現れた。
閉店作業中で、店内には慎介だけだった。
慎介は彼⼥が誰かに似ている、と思うが、誰だか思い出せない。
「そろそろ、名前くらい教えてください」
「…瑠璃⼦(るりこ)」
薄暗い店内で、慎介は瑠璃⼦を抱いた。
誘惑してきたのは、彼女の方からだった。
その後すぐ、瑠璃⼦は店から去っていった。
二人目の加害者 木内春彦
慎介には一つ、ふに落ちないことがあった。
事故の被害者、岸中美菜絵の夫、岸中玲⼆は慎介を襲った。
が、もう一人の加害者だった木内春彦には、何もしなかった。
亡き妻のための復讐ならば、木内にも制裁を加えそうなものだ。
なぜか?
⽊内春彦について調べてみることにした。
さほど大きい会社ではない帝都建設の一社員にすぎないが、
銀座の有名クラブの常連。
一晩に何十万も使う。
マンションの管理人によれば、
今のマンションに住み始めたのは一年ちょっと前。
土日も不在が多く、平日でも居ることがある
また、木内は結婚する予定があったとのこと
謎の鍵と目撃情報
慎介が岸中玲⼆に襲われた時の、⼩塚刑事が訪ねてきた。
「妻のための復讐」で終わったかのように見えた事件だが、
いくつか疑問点が残っているとのこと
謎の鍵
岸中玲⼆は亡くなった時、二本の鍵を所持していた。
また、ここ三ヶ月、住んでいたマンションにはほとんどいなかった。
もう一本の鍵は、どこの鍵なのか?
目撃情報
岸中が亡くなっているのが発⾒される前夜、
「岸中の部屋から⼥が出てきた」という目撃情報があった。
つまりその女は、岸中が亡くなっているのを知っても、
通報しなかったということ。
岸中の隣に住む男⼦⾼校⽣が
出てきた女は「岸中さんの奥さんだった」
と証言したのだ。
「ユニバーサルタワー」 4015号室
慎介は瑠璃子に電話で呼び出された。
指定された場所は、超高級マンション
「ユニバーサルタワー」 の4015号室
チャイムを押しても、返答はない。
ドアは開いていた。
瑠璃子が、ベッドに横たわり慎介を待っていた。
慎介は瑠璃⼦を抱く
慎介は一瞬「この女に会ったことがある…」 と思った。
「店で会う前から…」
だが一瞬の疑問は、押し流され、消えていく
その後二人は、瑠璃子が作った飲み物を飲む
彼⼥はいったい何者?
どうして店に来たのか?
聞いても瑠璃子は、妖しく微笑むだけ
そして
彼女が言った
「あなたはずっとここで、あたしと⼀緒にいるの」
急激な睡魔で、慎介の意識は遠のいていく
飲み物に睡眠薬が…?
「永遠に、⼀緒よ」
慎介の脳裏に浮かぶ
岸中玲⼆が作った、あのマネキン
瑠璃⼦の顔は、そのものだった
監禁
慎介は目を覚ました
ベッドの上だ
服は着ていない
足首には手錠
それはベッドの横の壁につながれている
⼿錠の鎖は⻑く、部屋の中を多少⾏き交うことは出来る
瑠璃⼦の姿はない
瑠璃⼦が戻ってきた
ぶつける疑問は山ほどある
が、妖しい誘惑に操られ、気づけば慎介は瑠璃⼦を抱いていた。
瑠璃⼦の目
感情のこもらないガラスのような目
瑠璃子は何者か?
岸中美菜絵?
…そんなはずはない。
瑠璃子は言う
「⾁体は滅びてもこの世に残る⽅法はある」
瑠璃⼦はまた出ていった
成美の失踪の理由
慎介の携帯が靴箱で鳴っている
鎖はそこまで届かない
何か使えそうな物はないか ?
悪戦苦闘しているうちに、慎介はあることを思い出す。
慎介は自宅の洗面所の鏡を外し「何か」をそこに隠した
成美がいなくなった時、
なぜか部屋にドライバーがあった
成美は、慎介の⼊院中に「何か」を探し、
鏡の裏の「何か」を見つけたのでは?
「部屋の模様替え」
それを隠すものだったのか…
そして成美は「何か」と共に失踪したのだ。
慎介はなんとか靴箱の中の服を取り出せた。
ポケットの中の携帯で、⼩塚刑事に助けを求める。
⼩塚刑事により、慎介は自由になった。
「部屋の中を少し調べてみよう」と小塚刑事が
鍵のかかった部屋のドアを破ると
そこには美奈絵=瑠璃子の顔をした、たくさんのマネキンが…
岸中玲⼆が持っていた「もう一つの鍵」
4015号室のものだったのだ。
マネキンの他に、そこにはノートとパソコンがあった
美奈絵をよみがえらせる為の試行錯誤が、びっしりと書かれてあった。
「ドール美奈絵 」
あの写真のウェディングドレスを着たマネキン
だがもっと、⼈間と⾒分けがつかない⼈形を!
⾃分で考えて⾏動する⼈形を!
「MINAー1」が完成した
⼩塚刑事が、パソコンの中に「MINAー1」の写真を見つけた。
それは
瑠璃子だった
成美が見つけた「何か」
自宅へ戻ると、慎介は洗面台の鏡を外した
そこには穴が開いていた。
慎介は思い出した
そこに3千万円を隠したのだ
⽊内春彦と4015号室
4015号室の所有者は帝都建設の社⻑だった。
帝都建設といえば
⽊内春彦
木内春彦は、交通事故の一件で、婚約を解消していた。
相⼿は帝都建設の社⻑令嬢、上原ミドリ
慎介は木内晴彦を尾行した。
たどり着いたのは
あのマンション「ユニバーサルタワー」
慎介は木内に「瑠璃子は上原ミドリではないか?」と突きつけた。
⽊内は何も言わず、慎介を4015号室に案内した。
部屋は空っぽになっていた。
⽊内は「これ以上関わるな!」と言う
あの後、小塚刑事とも連絡がつかなくなっている
よみがえった記憶
慎介は以前勤めていた「シリウス」のオーナー江島の車に乗っていた。
そこで、慎介は成美の付け爪を見つける。
なぜ…?
江島が急ブレーキを踏んだ。
思い出した!
事故の時、慎介が座っていたのは運転席ではなく、
後部座席だったのだ。
事故を起こしたのは江島だった。
が、彼は他にも交通事故を起こして執⾏猶予中の⾝。
慎介が身代わりとなり、江島は現場を立ち去った。
そして慎介は江島から3千万を受け取ったのだ。
成美もこのことを知っていた。
隠してあった3千万を見つけた成美は、
江島に⼝⽌め料の追加を要求したのだ。
おそらく、成美はもう…。
慎介は改めて江島に交渉を持ち掛けた。
「5千万で成美のことも含めて黙っている。」
江島は了承する。
瑠璃子の来訪
慎介が⾃宅に戻るとインターホンが鳴った。
瑠璃子だった。
慎介は恐ろしくなる。
いつのまにか作られていた合鍵で、瑠璃子はドアを開け入ってきた 。
「あの時のように、私の命をうばえ」と迫る瑠璃子。
その「目」に、すくんで、慎介は彼⼥の⾸に⼿をかけた。
携帯が鳴った。
ハッと我に返った慎介は、⼀⽬散に部屋から逃げだし
た。
電話の相手は木内だった。
岸田美奈絵の目
木内も身代わりだった。
交通事故の夜、車を運転していたのは、上原ミドリ。
飲酒運転だった。
二人の加害者は、どちらも偽物だったのだ。
その後、上原ミドリに何が起こったのか。
「目」だったのだ。
ミドリは、美奈絵が亡くなる瞬間、真正面から「目」が合ってしまったのだ。
その「目」に宿った憎悪がミドリの心を破壊した。
彼女の父親は、あらゆる方法で彼女を治そうとした。
が、彼女が回復することはなかった。
あの「ユニバーサルタワー」の部屋は、彼女の療養所だった。
ミドリの⽗親は、岸中玲⼆に連絡を取った。
ミドリを岸中家に行かせ、
美奈絵の仏壇に線⾹をあげさせてみようと考えたのだ。
戻ってきたミドリは、驚くほど快活になった。
だがそれは回復ではなく、狂気への入り口だった。
岸中とミドリは美奈絵を作ろうと協力していたのだ。
ミドリは「ユニバーサルタワー」の部屋を作業場として提供
だが 「MINAー1」の制作はやがて息詰まる。
次の手は、 ミドリを、美奈絵に変えることだった。
ある⽇、ミドリの⾏⽅が分からなくなった。
数週間後、戻ってきた彼⼥は、まったく別の顔を持っていた。
狂気と化したミドリを放って置くわけにはいかず、
社⻑は⽊内に娘の監視役を命じた。
…多額の報酬と引き換えに。
⽊内は言った
「あの目は、岸中美菜絵の⽬だ」
「MINAー1」はミドリによって成功したかのように思えた。
が、岸中玲⼆は夢から覚めてしまった。
岸中は最後に慎介に復讐し、⾃ら命を絶ったのだ。
ではミドリは?
瑠璃⼦は岸中に代わって、慎介に復讐しようとしているのだろうか?
本当の復讐
慎介は、江島から5千万円を受け取り、⾃宅へと戻った。
が、背後から頭を殴られ、気絶。
気が付くと⼿⾜を縛られていた。
江島の手には、注射器が握られていた。
「なぜ3千万で、納得しておかない?
君は私の代わりに、交通事故の罪を背負った。
その報酬が3千万だ。
なんだかんだと理由をつけては、追加料⾦を要求して。」
江島が針を刺そうとした瞬間、何かが動いた。
瑠璃⼦だ。
押し⼊れの中で話を聞いていたのだ。
”復讐の相手は、江島だ”
瑠璃⼦の異様な気配に、後ずさる江島。
瑠璃子は、自分の命をうばうよう、 江島に命じる。
あの「目」で
江島は、瑠璃子の後を追って、フラフラとベランダに向かい、
彼女の首に手をかけ、 ベランダから突き落とした。
結末
江島が逮捕された。
⼩塚刑事の亡骸が発⾒された。
⼩塚刑事に救出された慎介が4015号室から帰った後、
⼩塚刑事はまだそこに残っていた。
瑠璃子(ミドリ)が帰ってきて、手に掛けたのだ。
⽊内は、⾃分が上原ミドリの後始末をしたと証⾔。
交通事故の⾝代わりが明るみに出、
慎介は取調室で事情聴取を受ける。
成美の⾏⽅は、まだ分かっていない。
慎介は瑠璃子(ミドリ)の「目」の持つ
不思議な⼒について触れた。
江島もその⼒に動かされて、ミドリの命をうばったように⾒えたと証⾔。
すると、刑事が意外なことを言った。
「江島は、⼥の⽬がいつも⾃分を⾒ているといって、ひどく怯えていた。
取り調べどころじゃなかった。」
「そして…⼀昨⽇の夜中、発作的に自分の両⽬に指を突っ込んだんだ」
慎介は全⾝から体温が奪われるような感覚に襲われた。
美菜絵を模したマネキンの顔が浮かんだ
↓ ↓ ↓
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東野圭吾「ダイイング・アイ」のあらすじとネタバレ!瑠璃子の正体と結末 まとめ
いかがでしたか?
瑠璃子の目的は、慎介を亡きものにすることではなく
慎介に瑠璃子(自分の命をうばったミドリ) の命をうばわせること
だったんですね。
ただし慎介も身代わりだった。
そして二人の加害者
江島とミドリに復讐を成し遂げた。
すごかったですよね!
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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