非常にお優しい印象を受ける明仁天皇
美智子様とともに、一般家庭のように子供を育てたり、
開かれた皇室を作っていらっしゃいました。
そのような天皇を教育し育てた教師たちは
どのような人達だったのでしょう?
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天皇陛下の先生・ヴァイニング夫人
昭和天皇と皇后のたっての願いで、明仁天皇に英語を教える外国人
として、エリザベス・ヴァイニング婦人がアメリカから招かれました。
米国ペンシルベニア州フィラデルフィアの生まれ
図書館学を学び、司書・作家として活躍した方です
1946年にGHQによって皇太子明仁親王の家庭教師に選ばれ来日
このヴァイニング夫人が、 その後の皇太子の人格形成に大きな影響を及ぼします。
戦争が終わるまで「神の子」として
両親や兄弟とも離されて育てられました。
学習院初等科(小学校)の頃の皇太子の
親しい同級生は当時の彼を「自己中心的だった」と振り返ります。
そして、 何もかも周りの人間がやってくれるので、
「自分で何かをする」という意識がなかったようです。
なので周囲の同級生に「こうしろ」「ああしろ」と指示をして、
自分ではやらない、という状態だったそうです。
私の知人の場合
実は私の以前勤めていた会社に、インド人の方がいました。
彼は自国では大変なお金持ちだそうです。
ある日、彼がハンカチを落としました。
そうすると拾おうとはしないんです。
真っ直ぐ前を向いたまま、ただ立ってるんです。
つまり、「周りの人間が拾って彼に渡してくれる」ことに慣れてしまっているので、
「自分で拾う」という発想がないんです。
そんな彼も日本にいるうちに、すっかり新たな世界を学んだようです。
部屋は、会社が借り上げている六畳のワンルーム。
「インドでは豪邸に住んでいるのに、六畳一間なんて辛いでしょう?」
と言うと
「とても便利だ!トイレもシャワーも何歩か歩けばそこにある。
テレビだって手の届くところにリモコンがいつもある!」
インドでは、テレビを見る部屋、食事を食べる部屋、トイレ、シャワールーム、
何をするにも別の部屋に移動をしなくてはいけなかったそうです。
皇太子様の場合
たぶん皇太子様もそういう生活に慣れてしまっていて、
「自分で何かをする」という発想がなかったんでしょうね
そこにヴァイニング夫人がやってきた。
皇太子様が学習院中等科の時です。
最初の授業で、彼女は生徒一人一人に英語の名前をつけました。
皇太子様の名前は「ジミー」とつけられました
「あなたの名前はジミーです」
「いいえ、私はプリンス(皇太子)です」
「でも、このクラスではあなたの名前はジミーです」
ヴァイニング夫人は、敬虔なクエーカー教徒でした。
クエーカー教はキリスト教の一派
「質素・誠実・平等」を旨とし、平和主義を掲げています。
夫人は授業では、自らの信仰を押しつけないよう配慮していたそうですが、
「質素・誠実・平等」の精神は確実にそこにあったと思います。
馬術部の大会で、いつも陛下に用意されたのは、
非常に性質のいい、乗りやすい馬でした。
他の生徒たちが乗るのは粗悪な馬
陛下は「自分にももっと性質の荒い、乗りこなすのが難しい馬に乗らせて欲しい」
と言って、馬を変え、しかも優勝されたそうです。
「Think for yourself!(自分で考えよ!)」
これがヴァイニング夫人が
帰国前の最後の授業で黒板に書いた言葉だそうです。
天皇陛下の先生・小泉信三
そしてもう一人、陛下に大きな影響を与えた家庭教師が小泉信三です。
慶應義塾大学の塾長です。
戦後「神」ではなくなった天皇、これからの皇室はどうあるべきか、
を皇太子に教えるために選ばれたのだと思います。
小泉信三は福沢諭吉(慶應義塾大学の創設者)によって書かれた
「帝室論」 という皇室に関する著書を皇太子に教え、
「象徴としての皇室」がどうあるべきかを伝えました。
それだけでなく、小泉信三は皇太子にテニスを教えました。
ある日ボールが転がった。
でも陛下は自分で拾おうとはしない
そこに立っているのです。
小泉信三も拾おうとはしない。
とうとう陛下は自分でボールを拾いました。
学習院高等科になってからは、同級生たちと同様に、寮に住み
布団の上げ下げなども、自分でされたそうです。
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こうしてこの2人の教育係により、陛下は今のような陛下になったのです。
そして、皇太子の結婚相手の選定にもこの2人は影響を及ぼしたのです。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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