リカ最終回のその後(10年後)!大谷亮平は?原作リターンから結末を!

リカ最終回のその後(10年後)!大谷亮平は?原作リターンから結末を!
 
恐ろしいストーカーのリカ。

第一部で、リカに愛され、命を落とした、
大矢昌史(小池徹平 )

そして、第二部でも、本間隆雄(大谷亮平) が、
恐ろしい目に
あいました。

その後、リカはどうなったんでしょう?
そして本間(大谷亮平)はどこに?

原作から、その結末を紹介したいと思います。
 
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目次

リカ最終回のその後(10年後) ー 登場人物

梅本尚美(うめもとなおみ)

捜査一課コールドケース捜査班の刑事

青木孝子(あおきたかこ)

尚美の同期で、同じ捜査一課コールドケース捜査班に所属。
尚美の親友。

奥山次郎(おくやまじろう)

捜査一課の刑事。
孝子の婚約者

本間隆雄(ほんまたかお・大谷亮平)

10年前のリカの事件で手足を切断され、
行方不明になっている。

菅原忠司(すがわらただし・藤岡正明)

10年前のリカの事件に関わった捜査一課の刑事
本間(大谷亮平)の体の残骸の、第一発見者

宮野大輔(みやのだいすけ)

敬馬山でスーツケースを発見する

リカ最終回のその後(10年後)!大谷亮平は生きていた!原作から結末を

リカ最終回のその後(10年後) ー 敬馬山のスーツケース

65歳で退職した宮野大輔(みやのだいすけ)
は今年70歳になった。
 
 
唯一の趣味は山歩き。
 
 
4月13日金曜日、

「高尾に行ってくる」と妻に告げ、家を出た。
 
 
その日は天気予報で雨になるかもしれないと言っていたので、
駅から近い敬馬山に登ることにした。
 
 
雲行きが怪しくなってきたので、
頂上まで登り、急いで下山し始めた。

山の中腹辺りで、斜面にスーツケースが転がっていた。
 
 
最近、山にゴミの不法投棄をする者が多くなっている。

宮野はそういうゴミを見つけた場合、
自然保護のため持ち帰るようにしていた。
 
 
スーツケースを斜面から道路に引っ張りあげた。

「重い」一体何が入っているのか?
 
 
スーツケースを開けてみた。

中に入っていたのは人間だった。

思わずフタを閉じた。
 
 
どうしたらいい?

恐る恐るもう一度フタを開ける。

その人間には手足がなかった。
 
 
とにかく誰かに連絡しなければ。でも、どこに?
妻に…、いや違う!110番だ!
 
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リカ最終回のその後(10年後) ー 菅原刑事

病院の病室。

虚ろな目で、よだれを垂らしている病人。
体はいたって健康だ。

それは、菅原刑事(藤岡正明)だった。
 
 
10年前のリカの事件。

手足を切られ、目をくり抜かれ、舌や耳を切り取られた、
本間(大谷亮平)の体の残骸を、発見してしまった菅原刑事。

頭と胴体だけが消えていた。
 
 
菅原刑事は、あまりの惨状に、
心を失ってしまったのだ。
 
 
病室を訪れていたのは梅本尚美(なおみ)。
菅原刑事の、捜査一課の後輩だ。

新人だった頃、1から10まで教えてくれたのが、
菅原刑事だった。

早くに父を亡くした尚美は、
菅原刑事のことを父のように慕っていた。
 
 
この10年間、毎月一回、

何の反応も示さず、言葉も話さない、
菅原刑事の見舞いに来続けていた。

リカ最終回のその後(10年後) ー リカ事件

警視庁本部庁舎。

尚美は捜査一課コールドケース捜査班に所属している。

コールドケース捜査班というのは、
過去の未解決事件を扱う部署。

尚美と、同僚であり親友の孝子が雑談をしていると 、
孝子の婚約者で捜査一課の刑事、奥山が話しかけてきた。

奥山は、孝子の婚約者だ。
 
 
「事件があったらしい」
「今朝、高尾の敬馬山で、遺体が発見されたそうだ」

 
 
大会議室に捜査一課、コールドケース捜査班、
刑事部長、管理官なども招集された。

「相当な大事件だ…」
 
 
説明が始まる。

高尾の敬馬山でスーツケースに入った遺体が発見された。
スーツケースに入った遺体の写真が映し出される。

真っ裸の男の体。そして、そこに手足はない。
 
 
手足が切断されたのは、
数年、あるいは10年ほど前と思われる

そして、意外なことが判明した。
この遺体は、何者かに命を奪われたのではない。

喉(のど)に食事を詰まらせ、窒息して亡くなったのだ。
つまり、事故で亡くなっている。
 
 
また、栄養状態には全く問題がなく、
ある意味、全くの健康体だ。
 
 
この遺体を遺棄した人物は

数年、あるいは10年ほどに渡り、
手足が切断され、目をくり抜かれ、舌や耳を切り取られた、
この男とともに生活をしていたのだ。

 
 
スクリーンにある男の画像が映る。
「本間隆雄(大谷亮平)」

警察が10年間探していた男だ。

今朝見つかった遺体は、歯の照合から、
本間隆雄(大谷亮平)だと判明した。
 
 
リカ事件の説明が始まる。

写真が切り替わった。

女が写っている。
リカだ。

リカは10年間、本間隆雄と暮らしてきた。
だが、亡くなった本間に、リカは用がない 。

だから、捨てたのだ。
 
 
10年間、警察が探し続けたリカ。
少なくとも四人の人間を手にかけている。

そして、本間隆雄の手足を切断した上、拉致している。
そして我々の先輩、菅原刑事を発狂に追い込んだのだ。

警察の捜査が始まった。

リカ最終回のその後(10年後) ー 警察の捜査

第一発見者の宮野大輔の事情聴取が始まった。
 
 
宮野が覚えている&思い出したこと

・山を登っている時は、スーツケースに気がつかなかった
・頂上には、車が2台停まっていた
・下山途中に、スーツケースを見つける
・その時、子供達の声を聞いた気がする

 
 
警察は、周囲の、幼稚園や小学校などをあたることにした。

ビンゴ!
 
 
ある小学校の2年生が、高尾山への遠足の予行練習として、
今朝、敬馬山に登っていた。
 
 
引率した教師に話を聞く

教師は足をくじいた子供をおぶって、
他の子供達より15分くらい遅く頂上に着いた。

頂上には車が1台止まっていたような気がする。
 
 
子供達にも話を聞く

子供の一人が「車が2台停まってて、
1台が出て行った。白い車。」
と言った。
 
 
「誰が運転していた?」

「知らないおばちゃん。マスクしてた。」

「他に見た子はいる?」

「手袋してた。白い手袋」

「車の形は覚えてる?」

「小さい車」
 
 
宮野は車とはすれちがった覚えがない。
下山ルートは、宮野の通った道の他は、一つしかない。

 
 
自動車ナンバー自動読取装置に、その車は写っていた。

白いマスクとサングラス、白い手袋をはめている。
断言はできないが、リカだ。

 
 
車は盗難車であることがわかった。
日野駅近くの公団住宅から盗まれた。
 
 
1時間後、その車は八王子駅近くに乗り捨てられていたことが分かる
 
 
リカのアジトを探すため、周辺の、
空き家になっているアパートや店舗などをしらみつぶしに探す。

周辺の防犯カメラの映像、駅のカメラの映像なども全て調べる。
 
 
が、なぜか、リカは見つからない。
 
 
ゴールドケース捜査班は、現場を離れ、本庁に戻り、
10年前の事件の洗い直しを
することになった。

リカ最終回のその後(10年後) ー 捜査一課三係の奥山刑事

そんな中、孝子が尚美に「ちょっと来て」という
「奥山が電話に出ないの」といった。
 
 
「くだらない」と言う尚美。

「そりゃ、電話に出られないことがあるのは分かってる。でも、いつもと違うの」
「メールに返信も来ないの。2日も」と孝子。

たった、2日!?

奥山は今はリカの事件にかかりっきりだ。
 
 
「奥山の家に行きたい。一緒に来てくれない?」

夕方仕事を終えた尚美と孝子。

奥山の家に行くために、警察庁を出て行く。
 
 
奥山の三係の同僚に聞き、
奥山が三日前の捜査会議に出ていたことまでは分かっている。

が、まだ警察内で二人が付き合っていることは、
ごく一部の人間しか知らない。

そのため、おおっぴらには聞けないのだ。
 
 
二人は高円寺にある奥山のマンションに向かった。

建物に入る前に、孝子は外の駐車場を見る。
奥山の車は停まっていた。

次に集合ポストを確認する。

奥山の部屋、605号室のポストにはチラシがたくさん入っていた。
帰っていないようだ。刑事にはよくあることだ。
 
 
部屋に向かう。ドアポストに新聞が3部挟まっている。3日分だ。

孝子が合鍵を出し、部屋の中に入る。
真っ暗だ。

孝子が電気のスイッチを押す。明かりがついた。

「次郎? 」

返事はない。
 
 
リビングルームには誰もいない。
ベッドルームに行く。

布団の中に男が横たわっていた。

孝子はため息をつき「何寝てるのよ」 と男の肩を叩いた。
 
 
その瞬間、男の首がゴロリと、ベッドから転がり落ちた。
 
 
その顔には、目も鼻も、唇も、耳もなかった。

それでもその顔は、確かに奥山刑事だった。
 
 
尚美はその場に、崩れるように座り込んだ。

孝子が無言でベッドの布団をはいだ。

首のない男の体が横たわっている。
両手両足には手錠がかけられている。

そして身体の脇に、眼球と鼻と唇と耳が置かれていた。
 
 
リカだ。間違いない。
 
 
どれくらいの時間だったのか。長い時間に感じられた。

孝子が「…次郎」とささやいた。
 
 
そして静かな声で言った
「尚美。捜査一課に連絡して。奥山刑事が亡き者にされたと」
 
 
孝子が奥山のスラックスの尻に触れていた。

奥山の携帯電話を取り出し、そのまま自分のバッグに入れた。

「…孝子?…何をしているの?」
 
 
「これは私の事件よ。三係の事件じゃない。必ず仇(かたき)を取ってやる」
「みんなには黙ってて。お願い」
 
 
孝子はリビングに向かった。
パソコンを開く。

尚美は止めようとするが、孝子は聞かない。

「お気に入り」を開くと、数多くの「出会い系サイト」が出てきた。

リカを探そうとしたのだ。
 
 
本間を亡くしたリカ。

10年前に本間に出会った時と同じように、
出会い系サイトに登録するだろう。

そしてリカは本名を隠さない。
リカという名前で出ているはずだ。
 
 
所轄や機動捜査隊、鑑識などがやってきた。

現場はあわただしくなった。

リカ最終回のその後(10年後) ー 奥山の携帯電話

奥山のマンションを出た尚美と孝子。

誰にも見られず、奥山の携帯電話を調べるため、
ビジネスホテルに向かった。
 
 
孝子は、起こったことが現実と捉えることができず、
泣くこともできない。
 
 
奥山の携帯電話の履歴に「公衆」というものがあった。
公衆電話からかけられたのだ。

今時、珍しい。
日付は5日前。
 
 
そして怪しいのは「非通知」
 
 
かつて、リカは本間に何十回もの電話をしている 。
そしてそれは、すべて「非通知」だった。

公衆電話+非通知は11件あった。
 
 
発信履歴には怪しいものはなかった。
 
 
次にメールを見てみる。

824件ものメールが見つかった。

「ケイジさん、明日会えるのね!やっと会える!嬉しい!」

同じメールアドレスが山のように並ぶ。

リカだ。
 
 
奥山はリカを甘く見ていたのだ。
女一人、自分で逮捕することができると思っていた。

しかも、そのヤマは、警察が10年経っても、
見つけられなかった、大物だ。

結婚を考えていた奥山にとって、
手柄を独占したい
という気持ちもあったろう。
 
 
そのため、三係に報告することなく、独自で動いたのだ。

リカ最終回のその後(10年後) ー 分かった事実

翌朝、捜査会議が始まった。
 
 
過去のリカ事件と、
その捜査中で起こった奥山刑事の事件についてだ。

 
 
奥山刑事の部屋の中には争った形跡はなかった。

そして解剖の結果、麻酔薬を注射されていた。
体には生体反応が残っていた。

つまり、生きたまま、切り刻まれたのだ。
 
 
そして部屋には鍵が閉められ、
車のキーも含めキーホルダーごとなくなっていた。

発見を遅らせるためだろう。
 
 
すでに、自動車ナンバー自動読取装置や
防犯影カメラの映像はチェックが始まっている。

駅のカメラには写っていない。

4日前に、奥山刑事の車が走っている画像が写っていた。
リカと思われる女性も乗っていた。
 
 
おそらく車で、奥山刑事のマンションに行ったと思われる。
 
 
パソコンの履歴から奥山刑事がリカに
接触したのは2週間前だった。

そしてそのメールにも、
リカはやはり28歳と書いている。
 

 

実際には50近いのではないだろうか。
 
 
パソコンには熱烈なメッセージの
やり取りが山のように残されていた。

そして一週間前、
奥山刑事はリカに自分の携帯メールを教えている。

 
 
その後パソコンでのメールのやり取りはパタリと消える。
 
 
だが、奥山刑事の携帯は見つかっていない。

尚美が孝子にささやく。

「孝子、言うべきだよ」

尚美が立ち上がる。
 
 

「コールドケース捜査班の梅本です」

奥山刑事の携帯電話ですが、私が現場で発見しました。

証拠になると思い、拾い上げてバックに入れ、
気が動転しており、そのまま報告を忘れていました。」
 
 
奥山刑事の携帯のデータは既にコピーを取ってある。
もう渡しても構わない。
 
 
新しい捜査の担当が決まった
尚美と孝子は、メール分析班になった。

パソコンメールは既に三係が調べており、
海外を経由していて発信人の特定ができない。
 
 
携帯メールはどうか?

その時、孝子があることを言う。

「私たちは、リカのメールアドレスを知っている」

嫌な予感がした。
 
 
「リカにメールを送って、おびき出すの」

「無理よ。リカは頭がいい。偽メールに騙されたりはしない」

二人の言い争いは続く。
 
 
が、最後に、 尚美はリカにメールを送ることに同意する。

菅原刑事が、あのようになってから、
リカ事件を追い続けた尚美。

おそらく、警視庁で一番、リカの性質を知っている。
 
 
父のように慕っていた菅原刑事を奪われた尚美、
婚約者だった奥山刑事を奪われた孝子。

そこには刑事としての義務感と、復讐心の両方があった。

リカ最終回のその後(10年後) ー リカとのメール

リカにメールを送る。
差出人は「たかお」

本間隆雄(大谷亮平)だ。
 
 
リカは本間が亡くなったことは知っている。
その遺体を遺棄したのもリカだ。
 
 
ただし、10年間リカは幸せだったのだ。

愛する男がいてくれさえすれば、
リカは何の事件も起こさない。
 
 
本間が亡くなっても、
その事実を受け入れられてはいないはずだ。

リカは愛情の化け物だ。
 
 
奥山の携帯データをコピーした、孝子のスマホを使って、
リカにメッセージを送る。
 
 
5時間後、リカが反応した。

「たかおさん?」

それだけだった。
 
 
もう一度リカに返信する。

その時、捜査一課長が二人に声をかけた。

「もう夜中の12時だぞ。 さっさと帰れ。さもなくば寝ろ 」

リカが高円寺から、どういう交通手段で、
移動したのかは全くつかめていないそうだ。

それぞれの家に帰った尚美と孝子。
 
 
尚美は風呂に入り、部屋着に着替えた。

夜中の2時半だった。
眠らなくては。眠って明日に備えなくては。
 
 
その時、孝子からメールが来た。

「来たわ」

リカのメールが添えられている。
 
 
尚美はタクシーを捕まえ、孝子の家に向かう。

次のメールをどうするか?
 
 
リカは「たかおさん、早く家に帰ってきて」 と書いている。

だが「リカの家」がどこなのかが分からない。

となると、逆にリカを呼び出すしかない。
 
 
「時間も時間だ。まだ電車も走っていない。
君こそ、こっちに来れば? 待っているよ。たかお」

と送信した。

3時35分だった。
 
 
そして二人はまたリカの返事を待ち続ける。

4時12分、返信が返ってきた。

「どこに行けば会える?あなたのリカ」
 
 
リカはどこに住んでいるのか?

「いっそ、高円寺にしない?」

リカは最近、高円寺に来ていた。
(そこで奥山刑事を手にかけている)

交通のアクセスも分かっているはず。
 
 
「ぼくは、高円寺にいるよ。早くおいで」

4時半だった。もう30時間以上眠っていない。

うとうとと眠っていた二人に、着信音が響く。
 
 
5時5分。

「嬉しい。今すぐ行く。高円寺ね。
いつものようにホームで待ち合わせしましょう

リカの妄想だ。
 
 
妄想の中で、
リカは本間と駅のホームで待ち合わせしてデートをしているのだ。
 
 
何時頃になる?これからぼくも、高円寺駅に行くよ」

高円寺駅に向かわなくてはならない。
 
 
だがその前に、上に報告しなくてはならない。
尚美は、リカの恐ろしさを知っていた。

捜査一課長に連絡を入れる。

リカ最終回のその後(10年後) ー 高円寺駅

捜査一課長が、100人動員して、高円寺駅を包囲する、と言った。

二人も高円寺駅にタクシーで向かった。
 
 
すでに50人ほどの警察官が集まってきていた。
制服のものは排除する。

尚美と孝子もホームに立った。
 
 
すでに通勤ラッシュが始まっていた。

電車が走り込んでくる。

ベルが鳴る。

尚美は、その時一瞬、ある女と目が合う。
リカだ!!!
 
 
他の刑事たちは全く気づいていない。
リカは電車を降りようとはしない。

尚美は、思わず電車に乗り込む。

孝子に電話をする。

「リカを発見。今、リカと同じ車両にいる」
 
 
その時、尚美の前に「見いつけた」と笑いながら立っているリカ。

リカ最終回のその後(10年後) ー リカとたかおの部屋

気が付くと、ある部屋にいた。
 
 
椅子に縛られている、首を動かすこともできない。

悪戦苦闘しているところに、リカが現れた。
 
 
リカは、その本能の勘の鋭さから、
警察に気づき、車両を降りなかった。

だが、尚美に会って聞きたいことがあったのだ。
 
 
本間たかおの居場所だ。

リカは、自分に都合の悪い現実は受け入れない。
自分が遺体を遺棄したにも関わらず、

本間が亡くなったことは受け入れていないのだ。
 
 
尚美は、助けが来るまで何とかして
リカとの話を長引かそうとする。

だが、本間は亡くなっているのだ 。
 

プ~
素朴な疑問なんですが、

ここで亡くなっていることを
いちいち言わなくても、

「どこそこにいる」みたいな、
「解放してくれれば案内する」 ような話は

しなかったんですかね?

とうとうキレたリカ 。

メスが尚美の右目に迫ってくる。
 
 
思わず目をつぶる。

熱い。

無理やり目を開ける。
 
 
初めて「痛い」と感じる。

右目は何も見えなくなっていた。
 
 
その時、左目に映ったのは
リカが手に持つメスの先にある、丸い球体。

「私の右目だ….」
 
 
「たかおさんはどこ!?」と聞き続けるリカ。
 
 
その時、いきなりドアが開いた。

孝子だ。
 
 
リカが野獣のような叫びを上げて孝子に向かっていく。

だが、孝子の方が早かった。
撃ったのだ。
 
 
リカは立ち上がり、再び孝子に向かっていく。

もう一発。
 
 
リカを知っている尚美は「孝子、気をつけて!」と言う。

「分かってる」

倒れているリカに向かって、もう一発、発砲する。
 
 
終わった、と思った瞬間、リカは跳ね起き、
孝子にメスを刺す。

孝子はリカの顔面に銃を押し付け、再度撃つ。
 
 
孝子は冷静だった。

新たに弾丸を充填(じゅうてん)し、
さらにリカの顔面に6発打ち込んだ。

 
 
その上で、ようやくリカの首を確かめる。
息絶えていた。
 
 
孝子が尚美に手を伸ばす。

「ごめんね」
 
 
その場所は、新大久保だった。

こんなに近い場所に、リカは本間と潜んでいたのだ。

十年も….。
 
 
孝子は、尚美の携帯のGPSを追って、新大久保まで来た。
が、リカは何かを察知し、尚美の携帯を捨てたのだ。

付近をしらみつぶしに当たったのだという。

リカ最終回のその後(10年後) ー エピローグ

菅原刑事の病院を再び訪れた尚美。

リカ事件が終わったことを報告していた。

もちろん菅原刑事は、全く理解することはない。
 
 
その時、担当医師からあることを聞く。

菅原刑事の妻は5年前に他界し、子供もいない。

一番近い親類縁者の、群馬のいとこが
菅原刑事を近くの病院に移したい
と言ってきたのだ。
 
 
今いる病院は、看護体制は素晴らしいが、
その代わり金額は高い。

菅原刑事のたくわえもそろそろ底をつく。

安い病院に移したいというのだ。
 
 
その時、尚美にある考えが浮かんだ。

「私が菅原さんを引き取ります」

尚美の中に笑いがこみ上げてきた。
 
 
菅原が、意識を取り戻すことはないだろう、
無反応のまま、ただ生きていくだけだ。

 
 
私が全て世話をする。

彼を完全な形で私のものにするのだ。
 
 
愛とはそういうことを言うのだ。

「帰りましょう。私たちの家に」

「愛してるわ」

リカ最終回のその後(10年後)!大谷亮平は?原作リターンから結末を! まとめ

いかがでしたか?

10年間もリカを追い続けてきた尚美。
そしてリカは居なくなった。

が、その尚美が
新たなリカとして誕生してしまった感じが、怖いです。
 
 
リカの考え方、思考回路を理解しようとしすぎてしまった
結果、リカの心とオーバーラップしてしまったのでしょうか?

では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

 
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